インタビュー

実は、最初から恵生会に就職したわけではありません。
九州大学歯学部卒業、研修期間を経て初めて勤務したのは福岡のA歯科医院でした。しかし、歯科衛生士にうまく対応できずわずか3か月で退職しました。
今から思えば、大学では歯科衛生士とのコミュニケーションの取り方など学ぶ機会はありませんでしたし、歯科衛生士は歯科医師の指示に従うものだと思いこんでおり、コミュニケーションについて深く考えることはありませんでした。
二件目は、山口県のB歯科医院に勤務し、ここで歯科治療の基礎を学びました。しかし、週60時間以上の勤務実態だったため、体力的に持たず、週一日の休みも、疲労のため寝て過ごしていました。
こんなことで良いのかと漠然と考えていたとき、大学時代の教官である湯浅先生から歯科医師が「定年まで働ける歯科医院」として恵生会を紹介されました。オレンジ歯科院長 安武晋作先生
就職した当初の6ヶ月間は同じ恵生会のまりふ歯科で、自分に欠けていた知識例えば、咬合理論や治療計画の立て方等を理事長より、短期集中指導して頂きました。 その後、オレンジ歯科に配属となりました。
勤務歯科医師になって初めて週40時間労働で残業もなく、家庭サービスが出来るようになりました。家庭サービスというと何か甘えたような感じもしますが、仕事と家庭の両立は男性の歯科医師にとっても大切なことだと気付かせてもらえました。おかげで落ち着いた環境で歯科医師としての経験を積むことができていきました。
オレンジ歯科に配属後2年たったころ、前院長が退職することになり、理事長より、オレンジ歯科の院長にチャレンジしてみないかとお話をいただきました。
指導者という経験は初めてだったのですが、就任して一番異なったのは、判断を求められることと、教えることが日常になるということです。今までは治療して得られる患者さんの笑顔、喜びに意義を感じていましたが、これに教える喜び、一緒に働く喜び、目標設定して皆で目標を達成した時の喜びなどが加わりました。
教えるということは知識、診療技術などの裏付けがないと行えない事であり、自分が成長する1番の方法だと思います。
また、教えるだけでなく、自分で勉強をする時間も出来たので、長年の目標であった「日本顎咬合学会」の認定医を取ることも出来ました。
オレンジ歯科は2017年に同じ敷地内に、建替新築してユニット8台の歯科医院に生まれ変わりました。医院新築に関わる経験もでき、新医院にはドクタールーム、女性スタッフ用休憩室、専用託児室も用意されました。
恵生会の全般に言えることですが、医療機器が充実しています。
歯科用CADCAM5セット、口腔内スキャナー2セット、歯科用CT2セット、またどの医院にもバリオサージや、オフィスホワイトニングを備えています。普通、高額な設備導入には機器選定や価格交渉に時間がかかりますが、事務局がまとめて行うため、院長が事務作業の時間を使わずに済むのも助かっています。
恵生会に就職しておよそ3年がたちますが、日常の診療業務だけでなく、勉強会、花見、スポーツ大会、忘年会などでもスタッフ間のコミュニケーションを楽しむようになりました。
卒業直後、歯科衛生士とのコミュニケーションに苦闘していたのが、昔話のようになっている自分に驚いています。
院長また歯科医師として学ぶべくことはまだまだたくさんありますが、恵生会には4つの歯科医院の院長が集まる院長会議が毎月あり、院長同士が本音で相談できるのがとても勉強になっています。
現在は私は母校への恩返しに、オレンジ歯科医院を九州大学の臨床研修施設となる準備をしているところです。後輩のみなさん、ぜひ見学そして研修においで下さい。